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花粉症について

【主な症状】

 

・くしゃみがでる。

・透明でさらさらな鼻水がでる。
・鼻が詰まる
・目のかゆみ
・涙が止まらない
   

 

上記の症状は軽い鼻炎や風邪と似ており、患者さんご自身でご判断するのは難しい場合があります。
また、判断をあやまって市販の風邪薬等で我慢した場合、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。
上記の症状が続く場合は早めの受診をおすすめいたします。

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【治療法】
 

下記の2種類がございます。
 

①薬物療法

 

対症療法です。できるだけすぐに症状を抑えることが目的です。

花粉症のお薬といってもたくさんの種類があり、症状によって処方されるお薬はさまざまです。
ご自身の症状にあった適切なお薬を見つけるために、医師による診察をお勧めいたします。
お薬にはジェネリック薬品・漢方薬もございますので、お薬に抵抗がある方でも安心して服用して頂けます。

②注射療法

ヒスタグロビン注射 (保険適用) 

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ヒスタグロビン注射をお考えの方は、花粉症シーズンが始まる1カ月前に始めることをおすすめしています。週1~2回程度の頻度で6回行います。
これによって3~4か月間全てのアレルギー反応を大幅に抑えることが期待できます。
わたしたちの体内ではアレルギー物質・抗原(花粉など)が侵入すると、それに反応してIgE抗体が作られ、再び体内に抗原(花粉)が侵入すると、IgE抗体がすばやく抗原(花粉)と結びつき抗原の活動を抑え込みます。その際、ヒスタミンなどの化学物質が放出されます。このヒスタミンが、くしゃみ・鼻づまり・鼻水・目のかゆみの原因となるのです。
ヒスタグロビン注射は、このアレルギー反応の元になるヒスタミンの過剰な発現を抑制し、また、好酸球浸潤を抑制してくれます。

効果発現は緩徐で、注射後3~4週間を要します。そのため、シーズン前に始めることで、体内でアレルギー反応が起き、ヒスタミンが放出されてもその発現を抑制しているので、アレルギー症状を弱めることができるのです。
また、当院ではアレルギー諸症状の鎮静化に効果的なノイロトロピン注射も併せて行っていますので、両者の相乗効果が期待できます。(効果には個人差があります)。

ノイロトロピン注射 (保険適用)

 

ノイロトロピン注射は、花粉症のくしゃみ・鼻水、目のかゆみなどの幅広い症状を鎮静化させます。
また、花粉症などのアレルギーの他、湿疹・蕁麻疹など各種皮膚疾患によるかゆみにも効果があるため、原因が判らない皮膚のかゆ
みにも安心して使用できます。
飲み薬との併用も可能で、副作用がほとんどありません。
保険診療の3倍量を投与すると効果的です(自費 5,000円 税込)。

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ケナコルト注射

ケナコルトとは、生体内で生成される副腎皮質ホルモンを人工的に合成した製剤であり、炎症を抑える効果の他に免疫反応の抑制やアレルギー反応を抑制する効果もある注射液です。

ケナコルト注射はステロイド注射で、ノイロトロピン注射に比べて持続効果が長く、おおよそ3カ月程度持続します。職業柄内服が難しい方や、症状がひどく、内服薬だけでは症状が緩和されない場合には、注射を行っております。


(自費  6,500円 税込)+ 診察料

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