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咽頭淋病とは

淋病は性器への感染が多いですが、性器だけでなく咽頭にも感染することがあり、咽頭淋病といわれます。

咽頭の淋菌の感染は最近とくに増加しています。
アダルトビデオや性風俗の一般化でオーラルセックスに対する抵抗が少なく、感染予防のない性交渉を日常的におこなっている傾向が高まるにつれて咽頭感染が増加しています。
性器への感染がなくても咽頭に感染している症例が多くなっていますので検査をお勧め致します。

咽頭淋菌2.png

症状

咽頭淋病は、咽頭クラミジアと同様に症状があまりなく、のどの痛みや腫れといった風邪に似た症状が出ます。
風邪と勘違いしてそのままにしてしまったり、風邪薬を飲んでいたりと咽頭淋病に気づかず放置してしまい悪化すると、咽頭炎・扁桃腺炎といった病気を発症してしまいます。

  •  のどの痛み、腫れ、咳、発熱などの風邪のような症状。

  •  のどの見た目に明らかな変化なし。

  •  クラミジアや淋病に感染した人の10〜30%は咽頭にも感染しています。

  •  咽頭炎、扁桃腺炎などといった病気が発症します。

感染経路と感染部位

性行為 (セックス、オーラルセックス、キス)

のどに感染します。

 

潜伏期間

2〜7日

 

検査方法と検査ができる時期

うがいの検査。

感染機会から24時間以上経過で検査可能です。

治療

抗生剤の点滴(セフトリアキソンNa 2g)。

合併症等がない場合には、通常は1回の点滴で治療が終了します。

また、クラミジアなど他の菌に感染していることも少なくないので、飲み薬の抗生物質を使用する場合もあります。

治療1ヶ月後に再検査を行い、菌がいなくなったことを確認できれば治療は終了です。検査のタイミングが早いと、菌の死骸の影響で、検査が陽性になってしまう(偽陽性)ことがあります。

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