男性更年期障害 (LOH症候群) 外来

 

男性更年期障害について

 

  集中力が続かない、体がだるい、やる気がしない、のぼせや動悸がするなど最近、体調が悪いと  感じていませんか?
  昔から女性には更年期があることが知られていますが、当然男性にも起こります。男性更年期は、男性ホルモンの低下、つまりテストステロンの低下によります。
  このテストステロンは20~30歳にピークとなり、加齢とともに減少します。60歳以上の19%、70歳以上の28%で若年男性の基準値を下回ります。また、睡眠、食事、ストレスの影響でも影響があります。
  テストステロンは生存には必須ではないですが、社会的活動性に非常に関係します。そのため、アンドロゲン低下に伴う臓器機能低下のみならず精神症状にも影響します。男性更年期障害は多彩な症状を呈し、アンドロゲン低下に伴う臓器機能低下を示すことから、
LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症)と呼ばれ、最近話題になっています。

 

症状

 

身体症状(からだの痛み、筋力の低下)、精神症状(抑うつ気分、不安、不眠)、性機能症状(性欲減退、勃起力の低下)を主体としています。疲労感や何となくやる気が出ないなどはっきりしない症状が多く、下部尿路症状、認知症とも関連が深いといわれています。
また、テストステロンの数値と更年期の重症度は必ずしも相関がない場合もあり、年齢でのテストステロン減少のスピードが速い患者さんの方が重症度が高いともいわれます。

 

治療

 

  まず、生活習慣の改善を行ないます。食事や運動療法などにより適切なテストステロンの分泌を促します。さらに男性ホルモン値が年齢相当より明らかに低い場合、男性ホルモン補充療法を行ないます。
テストステロンの補充療法には、注射や軟膏による方法があります。
  当院の男性更年期外来では注射による補充療法を中心に行なっております。
補充療法を行なう場合、3ヶ月をごとに採血等による副作用のチェック、改善度を評価し投与量の調節を調整を行ないます。また、漢方薬の併用によりよりよい効果を得られることがあり、患者さん毎にご相談しながら漢方薬を追加で処方をしております。
  一方、前立腺がんやPSA高値、中等度以上の前立腺肥大症、重度の肝機能・腎機能障害など方は、ホルモン療法の除外基準に該当し、補充療法の対象とならないことがあります。この場合は、症状に合わせて漢方薬をお試し頂いております。
  テストステロンが一貫して低いと代謝異常や心血管疾患などの健康リスクが高まります。不眠、動悸、めまい、寝汗、のぼせなどの症状でお困りの方は、ぜひ一度男性ホルモン値(テストステロン)を測定されることをおすすめします。

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