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■月経不順
正常な月経周期は、25~38日位です。常に一定の方もいれば、多少ずれる方もいますが、
範囲内に収まっていれば問題ありません。
月経不順の多くは、ストレスを受けて自律神経が乱れ、ホルモン分泌に影響が出るために
起こります。また、体調が悪い場合も、ホルモンの分泌に影響が出ます。
<月経不順のいろいろ>
月経不順には、下記のように、いろいろなタイプがあります。
■稀発月経
39日以上間隔が開く、長い周期を「稀発月経」と言います。原因は、卵巣の働きが不十分なために、ホルモンが順調に分泌されていないことが考えられます。稀発月経でも排卵があれば妊娠・出産は可能ですが、無排卵周期になっている方も少なくありません。しばらく様子をみて、周期の長い状態が続くようであれば、ホルモンバランスの状態や排卵の有無を調べたほうがよいでしょう。

医療法人社団 壮士会
アースクリニック池袋
東京の夜間休日診療所 (病院)

頭痛外来
症状
習慣性頭痛の中でもっとも良く知られた頭痛です。目の前に光が走ったり、黒い点が見えたりしてそのあと吐き気を伴うくらいの頭痛がおきます。
拍動性です。多くは片側ですが、両側であることもあります。女性に多い病気ですが、男性にもあります。
閉経後の女性で片頭痛を訴える方はすくないです。頻度的には習慣性頭痛の約30%くらいかと思います。
発作中は暗い中で静かにしていることを好みます。匂いや音、光に敏感になり、それらによって誘発されることもあります。
頭痛が続くのはせいぜい1-3日です。発作がおさまると頭痛はおきていないので、生活上の制限がなくなります。
片側だけに頭痛があるので片頭痛と思っている方も多いので、一度しっかりした診察を受けて適切な治療をしたほうがよいと思います。

原因
ストレスが急にかかったり、ストレスから開放されたりすることで片頭痛を起こすことが多いようです。
たとえば休日はストレスから開放されているので、天気が良い日などは遊びに行きたくなることも多い、こんなときに頭痛で寝ていたりするなどです。
原因とメカニズムはまだはっきりわかっていません。顎が小さい人に多いといわれています。
治療薬
今までは薬がなかったのですが、トリプタン系薬剤を使うことで劇的に治療できるようになりました。
一般の内科医で使用経験の少ない場合は診断のための問診がうまくいかなかったり、処方のかたよりがあったりしますが、当クリニックでは頭痛外来として片頭痛を多数拝見しております。
片頭痛は頭痛フリーの時間が長くなればなるほど頭痛が起きにくくなります。
トリプタン系薬剤はそのような効果が期待されているので、頭痛が起きたらすぐに服薬することをお勧めします。なお前兆のときに服薬しても予防効果はないようです。
服薬時期が遅くなると効き目が十分でない場合もありますが、頭痛の時間的長さは短くなるようです。
予防方法
予防はストレス管理に尽きます。片頭痛予防薬もありますが、ストレス管理によって片頭痛はかなり減らすことができます。
群発頭痛

症状
三叉神経痛(顔面神経痛という人もいるが顔面神経には知覚神経はないので正確には三叉神経痛)に類似しているが、三叉神経領域の顔面表面の知覚過敏があり、痛みも激痛が数十秒であることなどにより鑑別ができることが多いです。
原因
アルコールによって引き起こされることが多く、群発頭痛の人はアルコールは極力避ける傾向にありますが、原因やメカニズムははっきりしていません。
治療薬
治療薬はないのですが、ある種のトリプタン製剤で効果があることが知られています。
筋緊張性頭痛
症状
頻度的に習慣性頭痛の約70%くらいが筋緊張性頭痛です。
徐々にだらだらと頭痛となります。前兆などはありません。左右両側性であることが多く、コメカミの痛みがあり、これが片頭痛と間違えられたりします。
頭を締め付けられるとか、ヘルメットをかぶったようだとかという表現で痛みを表す人が多いです。
作業環境に依存することが多いので、午後などに多く発生します。労働時以外には発生しないことも多いです。
肩こりを伴うことが多いことが特徴です。
片頭痛を合併していることも多いので、頭痛にも種類があるかどうか尋ねることも必要です。中には高血圧のために後頭部痛がひどく、それで筋緊張性頭痛と間違われるケースもあります。時に頚椎症のために頭痛がある場合もあります。

治療薬
治療薬は筋弛緩薬や葛根湯が効くことが多いですが、全員に効くわけではありません。高血圧を治療すると改善する場合もあるので、血圧測定が必要になります。
対処方法
ストレス回避や作業環境の改善が奏功することも大変多いので、それらへの配慮も必要でしょう。
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