© 2015 by 医療法人 壮士会

   婦人科
  ■月経不順

正常な月経周期は、25~38日位です。常に一定の方もいれば、多少ずれる方もいますが、範囲内に収まっていれば問題ありません。

月経不順の多くは、ストレスを受けて自律神経が乱れ、ホルモン分泌に影響が出るために起こります。また、体調が悪い場合も、ホルモンの分泌に影響が出ます。

<月経不順のいろいろ>

月経不順には、下記のように、いろいろなタイプがあります。

    稀発月経

39日以上間隔が開く、長い周期を「稀発月経」と言います。原因は、卵巣の働きが不十分なために、ホルモンが順調に分泌されていないことが考えられます。稀発月経でも排卵があれば妊娠・出産は可能ですが、無排卵周期になっている方も少なくありません。しばらく様子をみて、周期の長い状態が続くようであれば、ホルモンバランスの状態や排卵の有無を調べたほうがよいでしょう。

  頻発月経

月経周期が24日以下の短いサイクルになることを「頻発月経」と言います。

原因としては、ストレスによるホルモン分泌の乱れや卵巣機能の低下が考えられます。

頻発月経のなかには、黄体ホルモンの分泌が不十分で、排卵日から月経開始までの期間が短くなる場合もあります (黄体機能不全)。

黄体ホルモンが不足すると、子宮内膜が十分に成熟しないために、妊娠をしにくくなったり、妊娠しても流産をしやすくなったりします。

妊娠出産を望んでいる方は、早めに婦人科を受診し、ホルモンの分泌状態を調べたほうがよいでしょう。

   過長月経と過多月経

月経期間が8日以上続く状態を「過長月経」と言います。原因としては、ホルモンバランスの乱れや子宮の病気が考えられます。女性ホルモンの分泌に関係する器官(視床下部、脳下垂体、卵巣など)に何らかのトラブルがあって無排卵周期になっていたり、または黄体ホルモンの分泌が不十分なために黄体機能不全になっていたりする可能性があります。また、出血量が増える、経血にレバー状のかたまりが混じる、月経痛が酷いなどの症状が見られる「過多月経」の場合は、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜炎、子宮がんなどが原因になっていることもあり、注意を要します。器質的疾患がある場合には、他院に紹介致します。

    ・過少月経と過短月経

経血量の極端に少ない状態を「過少月経」、月経が2日以内で終わってしまうような場合を「過短月経」と言います。

女性ホルモンの分泌量が少ないため子宮内膜が厚くならない、あるいは子宮の発育不全などのほか、甲状腺機能の異常が原因となる場合もあります。

月経は来ても無排卵月経になっている場合もあるので、長く放置すると不妊の原因にもなります。

その場合ホルモン剤などによる治療が必要となります。

  ・プレ更年期の月経不順

卵巣の老化は、35歳頃から少しずつ始まっています。

更年期の前段階のプレ更年期(30代後半~40代ぐらい)で、月経周期の乱れや経血量が減少するなどの症状がある方は、閉経に向けた変化が起こり始めているのかも知れません。
閉経は通常50歳前後ですから、早くから更年期のような状態が始まると、老化も早まります。

そのため、不足する女性ホルモンを補う治療(ホルモン補充療法)が必要な場合もあります。

<月経不順の改善方法>

月経不順を放っておくと、将来妊娠しにくくなったり、

肩こり・頭痛・肌荒れ・のぼせといった更年期のような症状が早く出たり、閉経が早まって骨粗しょう症や生活習慣病のリスクを高めたりします。
月経不順になったら、まず自身の生活をきちんと見つめ直すことが大切です。

1日3回栄養バランスのとれた食事を摂って、十分な睡眠をとり、適度な運動を心がけましょう。

また、月経不順の大敵であるストレスと上手につき合うことも大切です。
月経不順が続くようなら、婦人科を受診しましょう。

<婦人科には基礎体温表を持参>

月経不順で婦人科を受診する際には、“基礎体温表”の持参をお勧めします。

専門医が基礎体温の変化を見れば、どの時期にどのホルモンが不足しているのかを、ある程度推測することができ、参考になるからです。
日頃、基礎体温を測っていると、排卵の有無や排卵日、月経予定日、月経不順、妊娠など、自分の体内で起こっている変化やトラブルなどが読み取れるので、体調の把握に役立ちます。

健康管理のためにも、基礎体温をつけることを習慣にしましょう。

  ■おりものの異常

おりものは、体調のバロメーターです。

月経周期に伴い変化する正常なおりものもありますが、悪臭を伴ったり、かゆみを伴ったり、量が多くなったり、色がついた場合には、感染症や、悪性腫瘍の初期症状である可能性があります。

おりものが変だなと思ったら、クリニックを受診しましょう。

  ■子宮内膜症・月経困難症

日本には月経困難症(約800万人)そして子宮内膜症(約260万人)の方がいて、

婦人科では珍しく慢性的な疾患であり、多くの女性が苦しんでいます。

普段の疼痛、不妊、がん化など、年齢ごとに悩みが生じますし、その悩みも多岐にわたります。

そのため、いろいろな治療法があり、個々の患者さんに合わせたオーダーメード治療が必要となります。

子宮内膜症は、初期段階で治療するほうが、手術も必要とせずに治療が容易であり、重症化を防ぐことができます。

さらに、月経困難症を早期から治療することにより、子宮内膜症の発症を予防できる可能性があります。

がん化のリスクがあるため、超音波や血液検査などによる検診がとても重要になります。当院ではJEMS(本邦における子宮内膜症の癌化の頻度と予防に関する疫学研究)の登録施設です。日本エンドメトリオーシス学会(エンドメトリオーシスとは「子宮内膜症」の意)でのインターネット調査の結果、月経時の症状がある女性のなかで、「婦人科に相談したことがある・または現在治療中」の割合は、たったの15.5%でした。

これでは子宮内膜症は発見されず、ますます酷くなり、女性のQOL(生活の質)もどんどん低下してしまいます。

月経痛があったら、クリニックを受診してみましょう。

  ■思春期女性の相談

避妊や月経異常について、たいしたことはないと思って放っておくと、それがストレスとなり、学業や学校生活、人間関係にも影響が出てくる場合があります。お母さんの意識も大切です。

お母さんが娘さんとショッピングの帰りにレディースクリニックを一緒に受診する――素敵な光景ですね。

娘さんの心と体の健康を、いかに守り、いかに育てるか、一緒に考えていきましょう。

思春期の少女達が、女性としての性を理解し、その生理的発達を受け入れ、様々なトラブルを解決し、あるいは乗り越えられるように、当院ではいろいろな支援活動をしたいと思っております。

ご要望があれば、いつでもご意見をお寄せください。お待ちしております。

  ■子宮筋腫

子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、それ自体が生命を脅かすような疾患ではありません。しかし腫瘍のできる場所や大きさによっては、過多月経、貧血、頻尿、腹部腫瘤感(腹部に硬いものを触れる感じ)などの症状を招き、日常生活に支障が生じるケースがあります。子宮筋腫の治療法には手術治療と保存的治療があり、手術治療には子宮全摘術と、筋腫核出術があります。また開腹手術と腹腔鏡下手術があり、子宮の大きさや筋腫の場所により方法を選択します。保存的治療もいくつか方法がありますので、それぞれの患者様の状態やニーズに合った治療法をご提案いたします。保存的治療は当院で行いますが、手術が必要な症例の場合は、他院で、手術をさせていただきます。術前・術後のフォローアップは、当院で担当いたします。

  ■更年期障害

日本の女性の閉経は平均50歳と言われています。

閉経を挟んだ前後10年間を更年期と言いますが、その時期にエストロゲンという女性ホルモンが不足することによって様々な症状を招きます。

これを更年期症候群と呼びます。

更年期は全ての女性に訪れますが、更年期症候群はほとんど症状の無い方から、非常に重篤な症状を呈し、仕事や家事などの日常生活に大きな支障をきたす方まで、実に多様です。

また、更年期症候群の症状も“ホットフラッシュ”と呼ばれる「ほてり」「発汗」「冷え」の3大症状に加え、動悸、息切れ、不眠、イライラ、落ち込み、頭痛、めまい、疲労感、肩こりなど、多岐にわたる症状がみられます。

当院では、個々の患者様の症状に応じた、オーダーメード治療をご提供いたします。

更年期とうまくつきあい、明るく楽しい生活を送るようにしませんか。

日本の女性の閉経は平均50歳と言われています。

閉経を挟んだ前後10年間を更年期と言いますが、その時期にエストロゲンという女性ホルモンが不足することによって様々な症状を招きます。

これを更年期症候群と呼びます。更年期は全ての女性に訪れますが、更年期症候群はほとんど症状の無い方から、非常に重篤な症状を呈し、仕事や家事などの日常生活に大きな支障をきたす方まで、実に多様です。

また、更年期症候群の症状も“ホットフラッシュ”と呼ばれる「ほてり」「発汗」「冷え」の3大症状に加え、動悸、息切れ、不眠、イライラ、落ち込み、頭痛、めまい、疲労感、肩こりなど、多岐にわたる症状がみられます。

当院では、個々の患者様の症状に応じた、オーダーメード治療をご提供いたします。

更年期とうまくつきあい、明るく楽しい生活を送るようにしませんか。